ストレスが溜まっている時ってどうもお肌の調子が悪いと感じたことはありませんか?もしかすると、ストレスのせいでビタミンCが不足してしまっているのかもしれませんよ。ビタミンCとストレスの相互関係についてお話ししてみたいと思います。
■ビタミンCが私たちに与える影響
ビタミンCは肌にダイレクトに与える影響が大きく、美肌効果が高いほか、コラーゲンを生成するにあたっての潤滑油のような役割をしたりする一方、不足することで肌の老化が進んでしまうことは多く知られています。しかしながらビタミンCが私たちに与える影響は肌だけではなく、少なからず心の健康も左右する事が近年明らかになってきました。
■ビタミンCが不足すると心に不調も
人は心身にストレスを感じてしまうと副腎皮質から抗ストレスホルモンを分泌させて血糖値を上げることでストレスに対抗しようとします。抗ストレスホルモンを分泌するにあたって大量に必要となるのがビタミンC。
ところで、抗ストレスホルモンを分泌・分配する過程において発生してしまう肌老化原因の一つである活性酸素。厄介なことにこの活性酸素を除去するために必要となるのもまたビタミンC。このようにストレスを感じることで私たちの体内であらゆる角度からビタミンCが消耗され、減少してしまうのです。
しかもビタミンCは私たちが興奮したときに分泌される神経伝達物質であるアドレナリンを作るのに欠かせない成分なので、ビタミンCが欠乏してしまうとアドレナリンを合成出来ず抑うつ症状などが現れてしまいます。
■ビタミンCを消耗しないポイント
寒さや暑さ、アレルギーといった気候によるもの、疲労や睡眠不足、働き過ぎ、恋愛がうまくいかないといった悩みなど精神的、あるいは物理的なストレスの原因は私たちの身の回りにたくさんあります。このようなことによってストレスを感じないようにすれば良いのですがそれが難しいのが現実。ストレスを多く感じている人ほど1日の間に数回に分けて細目に補給することをお勧めします。
厚生労働省が定めたビタミンCの推奨量は成人1日あたり100mgですが、ストレスを感じている人はより多くのビタミンCを摂取する必要があるようです。しかしながらビタミンCは一度に大量に摂取しても効果は無いため、サプリメントやビタミン剤を利用して1回あたり100mgを一日数回に分けて飲む、というような方法が好ましいでしょう。