一年中みかけるブロッコリー。旬は11月~3月だということご存じでしたか?旬の野菜は栄養価が高く、味も美味しいものですが、ブロッコリーの場合実は捨ててしまいがちな茎の部分に美肌成分が濃縮されているってご存知でしたか?
目次(ΦωΦ)v
■ブロッコリーに含まれる美肌成分
ブロッコリーにはビタミンC、ビタミンK、ビタミンE、β-カロテン、食物繊維など、美肌作りに役立つ成分が含まれています。とくに、毛細血管の血流を改善させうっ血を防ぎ、クマや赤ら顔の改善に効果のあるビタミンKの含有量に優れています。
一般的な子房に分けたブロッコリー5個程度(50g)で、厚生労働省の定めるビタミンKの推奨量の115%を摂ることができます。
ビタミンKは、脂溶性ビタミンですので体内に蓄積されます。ですから、1日ブロッコリーを50g食べるだけで、充分なビタミンKを摂取できるという事です。
■ブロッコリーの茎の凄いところ 3つ
つぼみの部分だけでも美肌効果の高いブロッコリーですが、茎の部分はもっと効果的です。
(1)ビタミンCが凄い!
ブロッコリーの茎には、つぼみの部分より多くビタミンCが含まれています。ブロッコリーに含まれるビタミンCは水や熱に強く、茹でても半分程度のビタミンCが残っています。具体的には、茹でたブロッコリー50gに約30mgのビタミンCが含まれ、これはみかんの2倍の含有量に当たります。芯の部分には、もっと多く含まれているわけですから、生野菜を食べる機会が減る冬には、温野菜でビタミンCが摂れるのは嬉しいですね!
(2)β-カロテンが凄い!
体内でビタミンAに変換され、皮膚の新陳代謝を高める効果のあるβ-カロテンも茎のほうがつぼみの部分より含有率が高いです。キャベツの約15倍のβ-カロテンが含まれています。
ビタミンACEと呼ばれるように、ビタミンA・ビタミンC・ビタミンEは、互いに助け合って効果を発揮しますから、ビタミンACEが全て揃ったブロッコリーは、優秀な美肌食材ですね。
(3)抗酸化力が凄い!
ブロッコリーの芯の何より優れた点は、高い抗酸化力です。ポリフェノールの含有量で比べても、つぼみ125:茎730と約6倍も含まれており、抗酸化力も約3倍です。これは、ポリフェノールだけの効果ではなく、芯の部分に含まれるその他の栄養素が影響しています。つぼみの部分より、芯の部分のほうが栄養価が高いからこそ得られる高い抗酸化力なのです。
■ブロッコリーの芯の食べ方
外側の硬い皮は繊維が強いので、繊維を断ち切るように横に薄くスライスしてさっと湯がいて食べるか、皮を剥いて茹でましょう。つぼみの部分とはまた違った、食感で食べごたえがありますよ。スムージーやポタージュにするのであれば、つぼみよりも芯のほうが甘みが強くおススメです。
もし、今までブロッコリーの芯を捨てていたとしたら、それは高価な美容液を捨てていたのと同じ。これからは、芯までしっかり食べて輝く美肌を養いましょう!