朝晩はすっかり気温が低くなり、秋風が心地よい季節になった。過ごしやすいのはいいのだが、季節の変わり目は体に不調をきたすことが多い。そのたびにさまざまな美容法や健康法が登場するわけだが、その数の多さに「一体、どれを選べばいいの?」と悩んでしまう。なかには「そんなもの(コト)まで!?」と驚くものもある。
ということで、今回は独女のみなさんが実践している健康・美容法を教えてもらった。
「私はなるべく階段を使うことです。長い階段でおなじみの永田町駅も!階段の上りは運動係数が高いので(たしかハードなダンスと同じくらい)、運動不足解消のつもりでできるだけのぼります。空いているのでいいですよ。のぼりきったときはちょっとした達成感がありますね」(るみさん/31才)
東京メトロ永田町駅は長い階段があることで知られ、階段と並走するエスカレーターは常に混雑している。さらに永田町から丸ノ内線赤坂見附駅にはホームを経由して徒歩で移動できるが、すべて階段を使って移動するとなると昇降合わせて数百段にもおよぶ。ハードさは挑む前に準備運動をおすすめしたいくらいだ。もし、毎日続けられたらキリッと体が引き締まることだろう。
このように、何かに頼らなくても周囲にあるもので美容と健康は手に入るのはうれしいものだ。
「体を洗う時に石鹸を使わない、タモリさん式入浴用を実践しております」というまみこさん(34才)は、「下半身部分や脇の下など、気になる一部分は石けんを使う〝ほぼ〟入浴法です。これをはじめてから冬場の超乾燥肌がかなり改善しました」とその効果を実感。
「はちみつで洗顔すると毛穴がものすごくキレイになる」という美容法をネットで見かけたのですが、一度試したいです。最近は「毛穴」という言葉にすこぶる弱い……」と次なる野望(?)も語ってくれた。
美容法、健康法がたくさんあれば、それに合う・合わないも十人十色。「特に私は子供の頃からアトピー性皮膚炎に悩まされてきて、他のアトピーの人にいいものでも、自分にいいとは限らないということをいやというほど体験していました」というみほさん(30才)。
他の人がいいと言ってても、本当に信用できる人からの情報で試しよかったものを使い続けているとか。
「朝は顔を洗わない。化粧水のみ。ファンデーションと化粧水も、超敏感肌の人用のものを使っていますし、それらも、夜はお化粧を落としながら洗います。冬でも保湿のために水で洗います」(ゆりさん/30才)
口に入れるものも大切でアルコールや辛いものも、肌を乾燥させるため摂らないそうだ。
一方でゆりさんとは逆に荒療治で健康を手に入れようとしている人も。「いつも足はあざだらけ。どうしたんですか? と同僚に心配されてます」というひろこさん(28才)だ。
「去年から足つぼにハマっているんです。コツは体の全体重を(足ツボ用の棒に)かけて強く押す」というものです。足裏を強い力で押すとゴリゴリ、ジャリジャリ音がするんですが、これが老廃物だそうで。決まった手順でツボを押すことにより老廃物が排出されるんです」足の甲やすね、足首周りも全力でゴリゴリとやる。ひろこさんいわく「絶叫するくらい痛いよ…」だそうだが、これが効果てき面なのだそうだ。
「立ち仕事なので、外反母趾とかむくみ、腰痛、肩こりなどに悩まされていて、いろいろ試しても疲れが取れなかったんですが、足つぼをはじめたらスッキリ。不思議と体に異常があるツボだけ激痛になりあざが残るので、健康維持のバロメーターにもなってるんです。ツボを押して30分以内に白湯を500cc飲まなきゃいけないんですけど、これが夏はキツくて…でも、体のためと思って続けています」(みほさん/30才)
このように、高価なエステや薬剤、サプリメントなどを使わなくても、日々の生活のなかで無理なくできる健康法がいちばんいい。
ほかにも「週1の山登り」(ともこさん/34才)、「美肌のため毎晩10時に寝る」(みきさん/30才)、「週に2~3回、雑巾がけをして下半身シェイプ」(まなさん/32才)、「~ながらストレッチ」(みわさん/34才)というコメントも届いた。
一度付いたらなかなか落ちない脂肪、努力してもなかなか目に見えない効果、ゆえにすぐにヘコたれるメンタル。年齢とともに美への道のりはますます険しくなるが、30代が踏ん張りどころ! 日々のちょっとした工夫と努力で、健康をキープしよう。