化粧品業界では、今、秋冬新色のお披露目会がピークを迎えています。今年の秋色として、目立っているのが“赤”。
数年前から「赤が流行る!」といわれながら、あまり盛り上がらないという時期が続きましたが、ここ2、3年で“おフェロメイク”や“赤のにじみリップ”など、メイクに赤をとりいれるトレンドが定着したこともあり、今年の秋冬は本格的なブームになりそうな予感です。
“大人の赤”、ダークボルドーのリップ
アディクションは北欧の絵画からインスピレーションをうけたコレクションを発表。メイクアップのキーアイテムとして、ダークボルドーのリップをチョイス。
その唇が際立つように、目もとには赤みを感じるブラウンのアイシャドーやシナモンカラーの眉をオン。ふんわりとしたやさしい陰影をつけた目もとと、主張のあるボルドーリップのコントラストで、大人の赤を語っています。
上品でフレッシュな赤を取り入れたいなら
フレッシュなニュアンスで赤を取り入れたいなら、キッカの秋色がおすすめ。濡れたような“水紅”に仕上がる新作リップなら、レッドや赤みピンクも軽やかです。
チェリーのようなぷっくりとした質感に仕上がります。目もとはラベンダーとピンクをブレンドすることで深みと明るさを主張。ほのかに赤が感じられる、上品なメイクです。
ジューシーな光沢と魅惑的な赤
ラストにご紹介するのはスック。これまで穏やかな大人の女性をイメージしたビジュアルが中心でしたが、この秋冬では躍動感があり、挑発的なイメージへとシフトしました。
ポイントとなるのが、純度の高い発色で、ジューシーな光沢がのる「スック エクストラ グロウ リップスティック」。「大人には余分なパールはいらない」というブランド誕生時からの考え方を踏襲し、パールではなく、厚みのあるツヤ感を出すことを訴求しています。
スックの人気リップ、モイスチャーリップを進化させたような質感に仕上がっています。また、クリームアイシャドウのバーガンディも魅惑的な赤みカラー。粉っぽさやくすみ感がなく、目もとのツヤが続きます。
今年は赤みはもちろん“濃密なメイク”が元気。ここ数シーズンの薄盛り、ナチュラルメイクのトレンドが続きましたが、その反動からか、こんな“濃ゆいメイク”に反応する女子も増えそうです。
目もとの赤はラインで仕上げる!
THREEは“勇敢な情熱”を表現するべく、赤リップを据えた秋顔をお披露目。コレクション全体のテーマは「WALK THE LINE」で、目もとやネイルに“ライン使い”を強調したメイクを提案しています。
口もとの赤とケンカしないように、アイシャドーはモーヴを使用しつつ、目もとの存在感はブラウンやネイビーのラインで演出。赤リップを引き立てるために、目もとはラインで仕上げる、というバランス感覚は参考にしたいテクニックです。