健康や美容に良いからと話題になっている食品やドリンクも、摂りすぎると腸内バランスを崩し、逆効果になりかねません。
エステティシャンの筆者が、健康や美容に良いとされているけれど、摂りすぎはNGの飲料、食品についてご紹介します。
■摂りすぎNGの飲料&食品
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(1)酵素ドリンク
酵素ドリンクは、ダイエットやファスティング、体調管理にいいとして幅広く利用されています。もちろん、酵素自体は身体に必要なものであり、「ビタミン」や「ミネラル」も摂れるものも多く、健康と美容にメリットがあることは間違いありません。
ただし、酵素ドリンクは「麹」や「酵母」で発酵しているため、腸内で「日和見菌」を増やす傾向があります。日和見菌が増えすぎることで腸内バランスを崩すと、免疫力が低下し、感染症にもかかりやすくなるといわれています。
筆者はエステサロンを運営していますが、実際に、美容意識の高い方が、カンジダ症や膀胱炎などの感染症になる例を見うけます。
また、酵素ドリンクは糖質も多く含まれているので、常飲することで虫歯や飲みすぎによって太る可能性も出てきます。なので、専門家に適切な量や飲む期間などを確認することをおすすめします。
(2)麹
塩麹や醤油麹など、腸内環境を整えることも意識して、麹が流行っていますよね。
麹自体は身体に良いものです。ただし、麹も酵素ドリンクと同じく、摂りすぎは日和見菌の増殖につながり、過度な摂取は腸内バランスを崩すことにもつながります。
(3)甘酒
飲む点滴と呼ばれ、夏バテや腸内環境を整えるのに一役買ってくれる甘酒は「ビタミン」や「ミネラル」が豊富なので、美白や美肌効果が期待できます。
甘酒もとても良いものですが、上記の麹や酵素ドリンクと同じ理由で、極端に摂取しすぎると、腸内環境を崩すことにつながります。また、糖質は高めなので、1日おちょこ1杯くらいに控えた方がダイエットにも良いでしょう。
ご紹介した酵素ドリンク、麹、甘酒に加えて、「ビール」や「味噌」も日和見菌を増やす性質があります。
腸内のバランスは、「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」が理想的といわれています。全体の食事のバランスを見て、ひとつの食品やドリンクばかりを摂るような極端な美容や健康法を避け、バランスを大切にして上手に健康食品やドリンクをとり入れましょう。