女性にとって健康や美容に一番大切な「女性ホルモン」。女性の体はエストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンによってコントロールされています。エストロゲンは女性らしさを作り、プロゲステロンは妊娠を助ける役割を持っています。この2つの女性ホルモン量のバランスが、女性の心身状態に大きく関わってくるのです。
今回はこの女性ホルモンを整えるのをサポートしてくれる食材をご紹介したいと思います。サプリメントではなく、身近で毎日食べ続けやすい食べ物から女性ホルモンをアップし、バランスを整えるようにしましょう。
■1.カボチャ
ご存知の通り、カボチャにはビタミンEが大変豊富です。ビタミンEには脳下垂体や卵巣に働きかけ、ホルモンの分泌をコントロールする役割があります。また、ビタミンEには抗酸化作用があることでも知られています。ビタミンEが不足すると、老化の原因である活性酸素が増え、肌トラブルや生活習慣病などを招くので、積極的に摂る必要があります。
■2.キャベツ
春キャベツ!おいしいですよねぇ、今が旬の食材です。キャベツには女性ホルモンを活性化させるボロンという成分が含まれています。ホルモンバランスを調整してくれるだけでなく、解毒作用もあり、食物繊維も豊富です。生でも、炒めても、煮ても、茹でてもおいしいキャベツを積極的に食べましょう。
■3.青魚・ナッツ
イワシ、サンマ、サバ、アジ等の青魚やアーモンド等のナッツ類は、EPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸の油を多く含んでいます。オメガ3脂肪酸を含む油は、女性ホルモンの減少を防ぎ、老化防止にも役立ちます。ナッツ類は今やモデルさん達のオヤツとして欠かせないものになっています!小腹が空いたら、スナック菓子では無くナッツ類を食べましょう。
■4.大豆
納豆、豆腐、みそは、毎日の食卓に欠かせない食品です。大豆食品はイソフラボンで有名ですが、実は大豆イソフラボンはエストロゲンに科学的構造がよく似ていて、作用は弱いですが女性ホルモンと似た働きをするのです。また、女性ホルモンの代謝とバランスを整える働きがあるビタミンB6も豊富。毎日少なくとも1品は摂るようにしたい食材です。
■5.卵
毎日食されている方も多いと思いますが、卵は万能栄養食品です。卵はビタミンCと食物繊維以外のすべてを含む食材だと言われており、女性ホルモンの材料となる良質なコレステロールも含んでいるので、大豆類と同様に毎日摂りいれたい食品です。
■おわりに
今回は、みなさんに馴染みのある食べやすいものを選んでご紹介しましたが、まだまだ女性ホルモンを活性化するために役立つ食材はたくさんあります。1つの食材に偏らずバランスよく、女性ホルモンを意識した食事をしてみてください。