甘さとさっぱりした酸味が美味しい梅酒は、お酒が苦手な人でも飲みやすいですね。最近では梅酒ばかり揃えた居酒屋があるほど人気が高まっています。ところで梅酒って美味しいだけでなく、身体に良い効能もあるんですよ。梅酒の効能についてみていきましょう。
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梅酒って何でできているの?
自分で梅酒を作る人もいますが、多くの人は買ってきて飲む事が多いのではないでしょうか。梅酒には梅が入っているのはもちろんですが、他に何が入っているかご存知ですか?
- 梅
- 氷砂糖
- ホワイトリカー
ホワイトリカーとは無色透明な焼酎で、癖がないので果実酒を作る時に用いるのに便利です。上記に記した3品は基本的なものですが、お好みでアレンジを加えて作る人もいます。また市販の梅酒では、安いものになると香料が使われている「梅風味のお酒」である可能性もあるので、注意して下さい。
梅は梅酒にすることで威力発揮!
梅酒を作るためには梅の実が必要です。梅の実はそのままでは青酸という毒があり、食べることができません。梅酒にしたり梅干しにしたりと加工することで青酸が消え、クエン酸が生まれます。
クエン酸は「酸っぱい」と感じる成分です。梅の他にレモンなどにも含まれています。
疲労回復
私達が「身体が疲れた」と感じる時、体内に乳酸がたまっています。クエン酸はこの乳酸を分解するちからがあり、疲労回復に威力を発揮します。梅酒にも梅から出たクエン酸が含まれていますので、「疲れたな」と感じた時に梅酒を飲むとクエン酸が身体に染みて疲れが抜けやすくなります。
血液サラサラ
クエン酸はアルカリ性です。アルカリ性の食品には血液をサラサラにする効果があります。梅酒に含まれるクエン酸の中には、中性脂肪を下げ、血流を改善させる働きがあるそうですよ。健康診断で「血液がどろどろになっていますよ」と言われた人は晩酌のお酒を梅酒に変えてみてはいかがでしょうか。
便秘解消
梅酒にはピクリン酸も含まれています。このピクリン酸は胃腸の働きを活性化させる働きをするため、腸の働きが悪く便秘がちな人には効果があると言われています。便秘になると肌も荒れますので、便秘解消と美肌、両方の効果が期待できますね。
新陳代謝が上がる
クエン酸は新陳代謝を促し、脂肪を燃焼しやすくする効果もあります。新陳代謝があがると老廃物の排出や栄養の取り込みもスムーズになるので、美肌効果やデトックス効果も期待できます。
カルシウムが取れる
梅酒にはミネラルとカルシウムが含まれています。ミネラルは私達の身体を保つために必要ですし、カルシウムは骨をつくる成分です。梅酒にはクエン酸も含まれており、カルシウムとクエン酸が一緒になることで身体がカルシウムを吸収しやすくなります。
リラックス効果
梅酒から発する独特のにおいは何とも香り高く、グラスを口元に寄せただけで「いい香りだな」とリラックスできます。梅酒にはベンズアルデヒドという成分が含まれ、この成分にアロマテラピー効果があるのです。ベンズアルデヒドの働きにより、脳からα波が出てほどよくリラックスできるのです。
梅酒を飲んで、キレイと健康を手に入れよう
梅酒の効能はたくさんあります。飲みすぎない程度に梅酒を味わいながら、健康にキレイになりましょう。安い梅酒には化学成分がたくさん入っていたり、香料のみで梅が入っていない可能性があります。梅酒を買うのではあれば、成分表示を良く確かめ、「梅、氷砂糖、ホワイトリカー」のシンプルな材料で作られているものを買いましょう。自家製の梅酒もおすすめですよ。