自律神経のバランスと美容の関係って?
自律神経のバランスは生きる上でとても大切です。起きていても、寝ていても、心臓は動いていますし、無意識に呼吸をしています。暑ければ、体温を調節するために汗をかいたり、寒ければ体温を下げないように体を震わせたり。これらは自律神経系によって無意識に働いています。
人の意思ではコントロールすることができないもので、活発な活動を優位にする「交感神経」と休息の神経と言われる「副交感神経」の2つの神経がバランスをとって成り立ちます。 自律神経のバランスが乱れると眠りたいのに、交感神経が働いてしまい眠れなくなる。ということも多々あります。
眠っても浅い眠りが続いて、成長ホルモンの分泌が減少してしまったり、血管を収縮させてしまって、栄養素を体全体に運ぶことができにくくなったり。さらには老廃物の排出も滞りやすく、新陳代謝がうまく機能しなくなるといったことも。
お肌のターンオーバーにも大きく影響するので、自律神経のバランスは美容の観点からもとても重要なのです。そんな自律神経のバランスは、食事によって左右することがあります。
血糖値の上昇に注意!自律神経のバランスを壊す食品とは?
自律神経には血糖値が大きく影響します。自律神経は血糖値を一定に保つよう働くため、血糖値が急激に上がったり、下がったりすることでバランスを壊しやすくなるのだとか。
自律神経のバランスを壊しやすい食べ物といえば、白砂糖。白砂糖は血糖値を急激に上げる食品の代表格。食べてからしばらくして血糖値が下がると、また白砂糖が欲しくなります。この悪循環が自律神経系に負担をかけてバランスが壊れるのだそう。
お菓子をよく食べる人は、使われている白砂糖が自律神経に影響することも考えられます。ほかにもコーヒーに含まれるカフェインやパンに使われる小麦なども血糖値を急激に上げてしまうものが多いので、注意が必要です。
食事などで白砂糖を使う場合は黒砂糖やきび糖など、精製されていない砂糖を使うと良いでしょう。コーヒーはカフェインレス、小麦中心の食生活はお米にするなどして自律神経系にできるだけ影響を与えないようにするのもおすすめです。
自律神経のバランスが壊れると、お肌の老化も進んで美容面の影響はとても大きいです。気になる人は食生活を見直してみてはいかがでしょうか。