毎日のスキンケアはどうしていますか? 新商品や気になった商品を片っ端から試していたり、肌の状態を考えずにケアをしていませんか? 自分の肌に合わないスキンケアを続けていると、肌老化を加速させたり、肌トラブルを招く恐れがあるので注意しましょう。今回は、美肌を育むのに効果的なスキンケアの方法をご紹介します。
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■スキンケア方法の基本
美肌を育むためには、まず自分の肌のタイプを知ることが何よりも大切です。そのうえで、自分の肌のタイプに合ったスキンケア用品を使いましょう。
また、スキンケアの方法も肌のタイプによって異なります。それを理解して正しい方法でスキンケアを行うことを習慣にしましょう。
◇まずは自分の肌のタイプを知る
どうすれば自分の肌のタイプを知ることができるのでしょうか。
オススメの方法は、朝起きて洗顔前の肌を自然光が入る明るい室内でよく観察することです。鏡で観察するほか、清潔な手で肌に触れたり、つまんだりもしてみましょう。そうして顔の隅々まで肌のうるおい状態や油分量などをチェックしましょう。
この肌チェックを毎日の習慣にすると、自分の肌周期がわかるほか、それに応じた肌の変化を確認することができます。
肌のタイプは、以下の4つに大きく分けることができます。
☆オイリー肌
オイリー肌は、皮脂の分泌が多くて肌がギトギトしたり、テカったりしやすい状態の肌を指します。
☆乾燥肌
乾燥肌は、肌のうるおいや水分が不足してカサついている状態の肌を指します。この状態の肌は、肌のバリア機能が低下し、外的刺激を受けやすくなっています。
☆混合肌
混合肌というのは、Tゾーンなどはテカっているのに、頬や口元などはカサついている状態の肌を指します。
☆敏感肌
敏感肌というのは、外的刺激に敏感になっている状態の肌を指します。アレルギーや乾燥が密接に関係していることが多々あります。
肌タイプの特徴を参考に、自分の肌のタイプを見極めましょう。
◇正しいスキンケアの順番
正しいスキンケアを行うには、そのステップも大切になります。まずは汚れを落とすことから始めましょう。
洗顔やクレンジングなどで汚れを落としたら、化粧水、美容液、乳液、または、クリームの順番でスキンケアを行うのがスタンダードです。
しかし、メーカーで推奨されているステップを守ることも大切です。乳液先行型のスキンケアが推奨されている場合には、化粧水よりも乳液の使用が先になります。
また、乳液とクリームの両方を使うことを推奨しているメーカーの場合には、乳液を使用後にクリームを使うことになります。
いずれの場合も使用するスキンケア用品をひとつずつしっかりと浸透させてから重ねることを心がけましょう。メーカーで推奨されている使用量を守ることも大切です。
■肌のタイプ別スキンケア方法とスキンケア用品の選び方
年齢よりも自分の肌の状態に合ったスキンケアを行うことの方が重要です。肌のタイプに合ったスキンケアを行いつつ、気になるエイジングサインがあればそれにプラスしたケアを行いましょう。
また、肌タイプによって合うスキンケア用品も異なります。そのあたりのことを詳しくお話ししていきましょう。
◇オイリー肌
オイリー肌の人は、油分を排除したスキンケアをしがちですが、これは誤ったスキンケア習慣です。オイリー肌の人こそしっかりと肌を保湿する必要があります。そのため前述のような基本のステップを守ってスキンケアをするのと同時に、水分となる化粧水はたっぷりと使いましょう。
また、洗顔やクレンジングは洗浄力の高いものは避け、優しく汚れを落とすことを心がけましょう。
日中も皮脂を奪いすぎないケアを心がけることが重要です。あぶらとり紙の使用は避け、油分が気になった時はティッシュやスポンジで軽くオフする程度にしましょう。
そして、油分の多い化粧品の使用は控えるのがオススメです。たとえば、油分の多いクリームは避けて油分が少なめのジェルを使ったり、さっぱりとした使用感の化粧水を使うというようにです。
保湿は、セラミドやリピジュアなどの保湿成分が配合されている化粧品を使うことで行いましょう。
このほか、肌の水分を奪う恐れがあるアルコールが配合された化粧品の使用は避けることをオススメします。
◇乾燥肌
乾燥肌の人は、肌のバリア機能が低下している状態なので、外的刺激から肌を守りながら保湿に特化したケアを行うことが大切です。
まずは落とすアイテムを真っ先に見直しましょう。オイルクレンジングは、一般的に洗浄力が高く、ダブル洗顔を必要とする製品が多いことからも乾燥肌の人には不向きです。
ミルクやクリームタイプなどの保湿力が高く、穏やかな使用感のクレンジング剤をメインに使いましょう。
このほか、セラミドやリピジュアなどの保湿成分が多く配合された化粧品や美容オイルを使用するのもオススメです。保湿は、洗顔やクレンジングの後すぐの肌に行いましょう。
そして、化粧水をたっぷりと肌に与えることと、スキンケアの最後に油分の多いクリームを使用することも習慣にしましょう。
◇混合肌
混合肌の場合は、部位によって肌状態が異なるのでそれに応じたスキンケアを行う必要があります。
Tゾーンなどのテカリやすい部位は、脂性肌に合うスキンケア用品を使って脂性肌に適したスキンケア方法を実践しましょう。
頬や口元などの乾燥しやすい部位には、乾燥肌に合うスキンケア用品を使って、乾燥肌に適したスキンケア方法を実践しましょう。
◇敏感肌の人の場合
敏感肌の人は、刺激を避けて保湿に特化したスキンケアを行うことが重要です。まずコットンやスクラブ剤、貼って剥がすタイプのマスク、アルコールや角質除去成分などが配合された化粧品の使用は避けましょう。
使用する化粧品は、「敏感肌用」「低刺激」などの表示があるものを使うのがオススメです。また、セラミドやリピジュアなどの保湿成分が配合された化粧品を使って保湿しましょう。
さらに、配合されている成分ができるだけ少ない化粧品を選ぶことも大切です。というのも、肌にのせる成分が多ければ多いほど肌に刺激を与える恐れがあるからです。
そして、使用する前に必ずパッチテスト(二の腕などに直接使ってみて肌の状態を観察)を行い、肌に刺激を与えないか確認してから使用しましょう。
また、実際に使用してからも刺激を感じたら、速やかに使用を中止しましょう。
◇ニキビなど肌荒れがある場合
ニキビなど肌荒れがある場合には、患部に触れないようにしながら、肌を清潔に保つことが大切です。とはいえ、1日に何度も洗顔したり、あぶらとり紙の多用は過剰な皮脂分泌を招く恐れがあるのでやめましょう。
肌荒れは、肌代謝を促進させることで改善できる見込みがあります。低刺激で塗るだけでケアできるような角質ケア化粧品を日々のケアに取り入れましょう。
また、肌荒れに悩んでいるなら、使用している化粧品の成分も書き留めたものを持参して受診するのがおすすめです。
■自分の肌のタイプを知ってスキンケアを行うことが美肌の近道
美肌を育むためには自分の肌のタイプを知って、それに合ったスキンケアを行うことが何よりも大切です。まず自分の肌のタイプを知るために、朝の肌チェックから始めてみましょう。肌チェックを習慣にすると、自分に必要なスキンケアの方法がわかってきます。また、トラブルを未然に防ぐこともできます。そのように日々自分の肌と対話しながらスキンケアを行いましょう。